翼状片手術

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翼状片切除について

翼状片切除について

大阪市 鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、 翼状片に対する手術を行っており、見た目の改善はもちろん、視力への影響や異物感の解消を目指した治療をご提供しています。
翼状片(よくじょうへん)は、白目(結膜)の組織が黒目(角膜)の方向へ三角形状に伸びてくる疾患です。紫外線や加齢などが原因とされ、進行すると見た目の変化だけでなく、視力や目の快適さにも影響を及ぼします。

翼状片とは

翼状片とは、白目の表面を覆う結膜が異常に増殖し、黒目に向かって侵入してくる状態を指します。特に鼻側から三角形に伸びてくることが多く、「白目が黒目にかぶってきた」と感じて受診される方が多い疾患です。良性の疾患であるため、初期段階では経過観察も可能ですが、進行すると乱視や視力の低下、見た目の違和感が強くなることがあり、手術による治療が必要となるケースもあります。

翼状片の症状

翼状片には、以下のような症状が見られます。

  • 白目が黒目に入り込んで見える
  • 目が赤く充血している
  • ゴロゴロとした異物感がある
  • 視界がぼやける、ものが二重に見える

進行すると、角膜に歪みが生じ乱視が強くなり、視力にも大きく影響を与えることがあります。

原因と予防

主な原因は紫外線で、長時間屋外で過ごすことの多い農業・漁業従事者などに多く見られます。他にも、ほこり・乾燥・コンタクトレンズによる刺激が関与していると考えられています。

予防方法

これらの対策により、発症や進行をある程度防ぐことができます。

  • 紫外線の強い日はサングラスの着用
  • つばの広い帽子をかぶる
  • 乾燥やほこりの多い環境での保護

偽翼状片との違い

翼状片に似た症状で、「偽翼状片(ぎよくじょうへん)」という疾患があります。これは、テノン嚢と呼ばれる組織が角膜に向かって異常増殖するもので、外傷や角膜潰瘍の回復過程などが原因で起こります。見た目は似ていますが、発症機序や治療法が異なる別の疾患であり、正確な診断が重要です。

治療方法

翼状片は、症状や状態によって治療法が異なります。必ずしも手術を行わなければいけないわけではありません。

経過観察

ごく軽度な場合は、特に症状がなければ経過観察となります。

点眼治療

異物感や充血といった症状がある場合は、摩擦を軽減するための点眼薬や、炎症を抑えるステロイド点眼薬を使用します。ただし、根本的な改善にはならず、進行を止めることもできません。

手術治療

手術治療

翼状片の根治治療は手術です。進行により視力が低下していたり、見た目が気になる場合には、手術が適応されます。

手術は、角膜から翼状片組織を丁寧にはがし、結膜の下にある組織も一部切除します。その後、切断された結膜の部分を、上下の正常な結膜で覆い、縫合をおこないます。若い方や翼状片が大きい方は手術後に再発することがあります。その際は、再発した翼状片を切除し、細胞増殖を抑える薬を使用し再発防止をおこないます。

手術の内容
  • 局所麻酔下で実施
  • 翼状片を角膜から剥がし、結膜の一部を切除
  • 切除部を上下の正常な結膜で覆い、縫合
  • 手術時間は10分〜30分程度(重症度により異なる)

手術のタイミング

初期では自覚症状が乏しいことが多いものの、以下のような場合は手術を検討すべきタイミングです。

  • 視界に支障をきたす
  • 見た目の違和感が強い
  • 角膜の1/3以上に白目がかぶってきている
  • 乱視が進行している

ただし、若年者や翼状片が大きい場合は再発率が高くなる傾向があるため、手術時期の見極めが重要です。

術後の注意点と合併症

  • 若年者・重度の翼状片では再発する可能性があります
  • 術後、充血が残る場合があります。半年程度様子を見て、改善が見られなければ再手術を検討します

ご相談はあしば眼科まで

ご相談はあしば眼科まで

大阪市 鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、 翼状片に対して、丁寧な診断と再発を抑えた手術法を提供しています。「白目が黒目にかぶってきた」「目が赤くて違和感がある」といったお悩みがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。目の健康と快適な視界のために、最適な治療をご提案いたします。