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糖尿病網膜症とは
大阪市 鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、 糖尿病網膜症に対する検査・診断・治療に対応しています。糖尿病網膜症とは、糖尿病の影響で網膜の血管が損傷し、視力低下や失明のリスクが高まる病気です。進行するまで自覚症状が出にくいため、発見が遅れるケースも少なくありません。網膜は一度ダメージを受けると元には戻らない神経組織のため、早期発見と早期治療が視力を守る鍵です。
糖尿病と目の関係
糖尿病によって血糖値が高い状態が続くと、血管を傷つける物質が増え、全身の血管が痛んでいきます。特に網膜、腎臓、末梢神経はダメージを受けやすく、「糖尿病三大合併症」として知られています。
網膜の毛細血管が
壊れた場合
- 出血
- 血液中の成分の漏れ（黄斑浮腫）
- 酸素不足による新生血管の発生
などが起こり、網膜出血・硝子体出血・網膜剥離・血管新生緑内障などを引き起こす可能性があります。重症化すれば、視力は大きく低下し、最終的には失明する恐れもあります。
糖尿病網膜症の進行段階
糖尿病網膜症は大きく3段階に分けられます。
軽症（非増殖性）
- 少数の出血など軽度な変化
- 自覚症状はほとんどない
- 3〜6か月ごとの定期検査で経過観察が重要
中等症（進行予備軍）
- 血流不足が進行し、新生血管が出現しはじめる
- レーザー治療による進行抑制が必要
- 蛍光眼底造影検査で詳しく検査
重症（増殖性）
- 硝子体出血や網膜剥離が発生
- 急激な視力低下や失明リスク
- レーザー＋手術治療の併用が必要
最重症:血管新生緑内障
- 新生血管が虹彩や隅角にまで及び眼圧が急上昇
- 強い痛みと視力障害を伴う難治性の緑内障
黄斑浮腫にも注意
網膜の中心「黄斑」にむくみ（浮腫）が生じると、視力の中心が歪んで見える、ピントが合わないなどの症状が出ます。数ヶ月〜2年で不可逆的な視力低下に繋がるため、厳重な管理と早期治療が必要です。
治療について
血糖コントロール
糖尿病そのものの治療がベースです。血糖値が安定すると、検査の間隔も広げられます。
レーザー治療
(網膜光凝固)
網膜の虚血（酸素不足）を抑えるために行う治療です。
- 点眼麻酔で実施
- 数百発のレーザー照射を1〜2週おきに複数回実施
- 明るい場所での見え方に大きな影響はないが、暗所では見えづらくなる場合もあります
合併症や副作用
- ゴロゴロ感、痛み（角膜への接触による）
- 出血や浮腫による視力低下
- 治療後も経過観察が必要で、追加治療が必要なこともあります
定期検診の重要性
糖尿病網膜症は、自覚症状が出る前に変化を捉えることが大切です。糖尿病の診断を受けたら、たとえ目に異常を感じていなくても早めに眼科を受診してください。特に治療開始から3年以内は進行が早まることがあるため注意が必要です。
ご相談はあしば眼科まで
大阪市鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、糖尿病網膜症に対して専門的な診断と治療を行っております。
- レーザー治療による進行抑制
- 黄斑浮腫の早期対応
- 重症例への手術対応
など、患者様の状態に合わせて最適なケアを行います。糖尿病で通院中の方、目の異変に不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
