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物が歪んで見えると感じたら

大阪市鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、視界が「歪んで見える」「まっすぐな線が曲がって見える」といった症状への診療を行っています。こうした見え方の異常は「変視症(へんししょう)」と呼ばれ、網膜の中心にある黄斑部に何らかの異常があることで起こるケースが多くあります。特に片目だけに症状が出ると、もう片方の目が補ってしまい、気付きにくくなることも。放置すれば視力低下や失明につながる可能性もあるため、早期の眼科受診が大切です。
主な原因疾患と特徴
物が歪んで見える原因には以下のような疾患が考えられます。
加齢黄斑変性
網膜の中心にある「黄斑」に障害が起こることで、視界の中心がゆがんだり、暗く見えたりします。加齢により発症リスクが高まり、欧米では中途失明原因の第1位、日本でも第4位の重大な疾患です。新生血管の発生が進行の鍵となるため、早期診断と注射治療が重要です。
網膜剥離
網膜が加齢や衝撃で剥がれてしまう状態で、飛蚊症や視野欠損、急激な視力低下が起こります。放置すれば失明に至る恐れがあり、当院では手術を含む対応が可能です。見え方に違和感がある場合はすぐにご相談ください。
眼底出血
網膜内の毛細血管が出血することで、視界が歪んだりかすんだりします。糖尿病や高血圧、腎臓病などの影響で血管がもろくなり、わずかな出血でも視力に深刻な影響を及ぼすことがあります。
中心性漿液性脈絡網膜症
黄斑の下に水が溜まり、視界の中心が小さく、暗く、歪んで見える病気です。特に30〜50代の働き盛りの男性に多く、自然治癒するケースもありますが、視力に影響することもあるため適切な経過観察が必要です。
網膜静脈閉塞症
網膜の静脈が詰まり、血流が滞ることで出血やむくみを生じます。原因は動脈硬化・高血圧・糖尿病などで、視界の一部が欠ける・視力が急に落ちるといった症状が出ます。重症の場合は失明リスクもあるため、早期発見がカギです。
視神経炎
視神経に炎症が生じることで、視界の中心が黒く見えたり、視力が急に低下したりします。感染症や自己免疫疾患、腫瘍などが背景にあり、目を動かすと痛みを伴うこともあります。
疾患以外の原因にも注意
疾患以外にも様々な原因が考えられます。
自律神経の乱れ・ストレス
ストレスや生活習慣の乱れによって自律神経が不調になると、視界の歪みやふらつきを感じることがあります。特に中心性漿液性脈絡網膜症はストレスが大きく関与しています。
外傷による衝撃
目に強い衝撃が加わると、眼球打撲や眼底出血を引き起こし、黄斑部が障害を受けて歪みが生じます。異変を感じたらすぐに受診してください。
加齢に伴う視機能の低下
年齢を重ねると、黄斑の老化や目の組織の劣化により視界が歪んで見えることがあります。加齢黄斑変性もこの一因です。
基礎疾患に起因する炎症
糖尿病や高血圧により網膜血管が障害され、眼底出血やむくみを起こすことがあります。全身疾患の管理も重要です。
自宅でできるセルフチェック方法
変視症の早期発見にはセルフチェックが有効です。以下の方法を試してみましょう。
アムスラーチャート
格子状の図を片目ずつ見て、線が歪んだり、欠けていないか確認
視野チェックシート
クロックチャートや視野の中心を見ることで欠損の有無を確認
コントラスト感度チェック
明暗の見分けができるかを検査し、視機能の異常を探ります
異常を感じたら、速やかに眼科で詳しい検査を受けましょう。
見え方に違和感を覚えたら

物が歪んで見える症状は、重大な疾患の初期サインであることがあります。大阪市鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、専門的な診察と必要な治療・手術に対応しています。違和感があるときは自己判断せず、早めの受診をおすすめします。