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物が二重に見える(複視)症状にお悩みの方へ

大阪市鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、物が二重に見える「複視(ふくし)」の原因を丁寧に診断し、必要に応じた治療を行っています。複視とは、物が2つ・3つに重なって見える状態のことです。片目だけで二重に見える「単眼性複視」と、両目で見ると二重に見える「両眼性複視」の2種類があり、それぞれ原因が異なります。単なる疲れ目だけでなく、目や神経、脳に関係する疾患が隠れていることもありますので、注意が必要です。
単眼性複視とその原因
片目だけで物が複数に見える場合は、以下のような屈折異常や目の疾患が考えられます。
乱視
角膜の歪みにより光が乱れ、像がブレて見える
白内障
水晶体の濁りにより、視界がかすんだり、物が重なって見える
老眼
ピント調節機能の低下で、近くの物が二重に感じることも
眼精疲労
長時間の目の酷使により、視界がぼやけたり、二重になる感覚
これらは比較的良性で、眼鏡や治療で改善が期待できます。
両眼性複視と注意すべき疾患
両目で見るときだけ二重に見える場合は、目の位置のズレや眼球の動きに関連する異常が原因です。以下のような病気が関係することがあります。
斜視
両目の視線が正しく合わず、別々の像を脳が重ねてしまう
甲状腺眼症
眼の筋肉が腫れて動きが制限され、視線がずれる
眼筋麻痺・重症筋無力症
眼球を動かす筋肉や神経の障害
脳梗塞・脳腫瘍・
脳動脈瘤
神経の伝達異常で眼球の動きに支障
眼窩骨折(外傷)
目の周りの骨が折れて眼球が正しく動かない
これらの疾患では、視線を動かしたときに症状が強くなることが多く、MRIやCTによる脳・神経の精査が必要になる場合もあります。
検査方法と自己チェックのポイント

ご自身で簡単にできるチェック方法として、片目ずつ手で隠して物を見てみてください。ただし、自己判断は禁物です。少しでも異常を感じたら、早めに眼科を受診してください。
✔︎ 片目だけで見ても二重に見える
単眼性複視の可能性(乱視・白内障など)
✔︎ 両目で見るときだけ二重に見える
両眼性複視の可能性(斜視・神経疾患など)
考えられる疾患一覧
以下のような病気が複視の原因となります。
- 乱視・白内障・老眼・眼精疲労
- 斜視・甲状腺眼症・脳梗塞・脳腫瘍・脳動脈瘤
- 多発性硬化症・重症筋無力症・眼窩偽腫瘍
- 中心性漿液性脈絡網膜症(網膜に水が溜まる)
- 外傷による眼窩底骨折
治療法について
原因に応じて、次のような対応を行います。
- 眼鏡やコンタクトレンズの調整(乱視・老眼など)
- 白内障手術(当院では日帰り手術に対応)
- 斜視の場合は、プリズム眼鏡・視能矯正訓練・眼筋トレーニング
- 神経疾患が疑われる場合は、提携先の総合病院で精密検査をご案内
軽度の場合は
経過観察となることも
ありますが、
見え方の
変化がある場合は
早めの受診が重要です。
気になる症状は
早めにご相談を
- 物が二重に見える
- 焦点が合わない、ぼやける
- よく人や物にぶつかる
- 視力が急に落ちた
- めまい・ふらつきがある
- など
大阪市鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、視機能に関するお悩みを丁寧に伺い、適切な検査と治療をご提供します。気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。