飛蚊症

飛蚊症とは

飛蚊症とは

大阪市 鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、 飛蚊症の診断と精密検査を行っています。
飛蚊症(ひぶんしょう)とは、視界に黒い糸くずや虫のような浮遊物が見える症状を指します。視線を動かすと、その影もゆっくりと追いかけるように動くのが特徴です。黒い点、輪っか、煙のようなものなど、形や見え方は人によって異なります。多くは加齢による自然な変化(生理的飛蚊症)で心配いりませんが、中には網膜剥離などの深刻な病気の初期症状である場合もあり、注意が必要です。

飛蚊症の原因

飛蚊症の原因は様々ですが、大きく分けて「生理的飛蚊症」と「先天性の飛蚊症」の二つに分けられます。ほとんどの場合は、生理的飛蚊症に該当します。

生理的飛蚊症

  • 加齢により硝子体が濁り「硝子体混濁」を引き起こすことが主な原因
  • 視界に黒い点や糸くずのような影が現れる
  • 本来透明である硝子体が年齢とともに液化し、コラーゲン繊維が集まり影を作ります

先天性の飛蚊症

  • 胎児期の硝子体の血管が残存し、影として見えることがあります
  • 生まれつき症状があり、進行は基本的にありません

病的な飛蚊症に注意

一見無害に思える飛蚊症でも、以下のような病気が隠れていることがあります。

網膜裂孔・網膜剥離

  • 網膜に裂け目ができたり、剥がれる状態
  • 視野の一部が欠ける、光が走るように見える(光視症)などを伴う
  • 放置すると失明の恐れがあるため、早期診断が重要

硝子体出血

  • 硝子体内に出血が起き、赤黒い影が見える
  • 糖尿病や高血圧、外傷が原因となる場合もあります

強度近視

  • 眼球が長く、網膜が薄く伸びている状態
  • 網膜裂孔・剥離のリスクが高い

ぶどう膜炎

目の内部にある「ぶどう膜」に炎症が起こる病気
充血、痛み、かすみ、視力低下などを伴い、失明リスクもあります

飛蚊症の主な症状

以下のような症状はありませんか?

  • 黒い点や線、虫のようなものが見える
  • 視線を動かすと、それに合わせて浮遊物も動く
  • 明るい背景(白い壁や青空)で特に気になる
  • 症状は日によって強弱がある

飛蚊症が突然現れた、数が急に
増えた、光が見えるなどの症状がある
場合は、重大な目の病気が
進行しているサインかもしれません。
できるだけ早く受診してください。

飛蚊症の検査と治療

飛蚊症を自覚された場合、まずは眼底検査で網膜や硝子体の状態を確認することが重要です。

生理的飛蚊症の場合

  • 網膜に異常がなければ経過観察となることがほとんどです
  • 治療の必要はなく、時間とともに慣れる場合が多いです

病的飛蚊症(網膜裂孔など)の場合

  • 網膜光凝固術(レーザー治療)を行うことで、進行を食い止めます
  • 網膜剥離に進行した場合は、硝子体手術が必要となるケースもあります

飛蚊症を放置しないために

見えにくさや異物感が気にならないからといって放置すると、失明につながる病気を見逃す可能性があります。
特に、次のような方は要注意です。

  • 飛蚊症が急に現れた、または増えた
  • 視界に光が走るように見える(光視症)
  • 視野の一部が欠けたように感じる
  • 強度近視の方、糖尿病をお持ちの方

ご相談はあしば眼科まで

ご相談はあしば眼科まで

大阪市鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、飛蚊症の原因をしっかりと見極め、必要に応じて適切な治療を行います。「最近、視界に黒いものが見える気がする」「目の奥に異変を感じる」など、どんな些細なことでも構いません。気になる症状があれば、早めにご相談ください。大切な視力を守るためにも、まずは正確な診断が第一です。