ICL

ICLとは
(眼内コンタクトレンズ)

ICLとは(眼内コンタクトレンズ)

大阪市 鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、 ICL(眼内コンタクトレンズ)による視力矯正手術を行っています。ICLとは、角膜を削らず、目の中に小さなレンズを挿入することで近視・遠視・乱視を矯正する手術です。レーシックに代わる選択肢として注目されており、角膜が薄い方や強度近視の方でも適応可能です。

ICLの歴史と進化

ICLは1980年代に開発され、国内では2002年に臨床治験が行われ、2010年に厚生労働省の承認を受けました。以前のICLでは房水の循環が悪くなり、白内障を引き起こすリスクがありましたが、レンズ中央に小さな穴を設けた「Hole ICL」が開発されたことで、安全性が大きく向上しました。現在では世界80か国以上で承認され、標準的な視力矯正手術として広く行われています。

手術の流れと所要時間

ICL手術は日帰りで、両眼で約10〜20分程度。点眼麻酔を使用するため、痛みはほとんどありません。当日は視力がややぼやけますが、翌日には90%以上の見え方に回復する方がほとんどです。

手術の手順

点眼麻酔後、角膜を約3mm切開

特殊なレンズを目の中へ挿入

虹彩と水晶体の間(後房)にレンズを固定

切開部は非常に小さく、縫合は不要で自然に治癒します。

ICLのメリット
とデメリット

ICL治療のメリットとデメリットを見てみましょう。

ICLのメリット

角膜を削らない

レーシックと異なり、角膜を削る必要がありません。将来の治療の選択肢を残せる点も安心です。

可逆性がある
(取り外しが可能)

万が一合わなかった場合でも、レンズを取り出すことで元の状態に戻すことができます。

強度近視・乱視にも対応

レーシックでは難しい強度近視や乱視の矯正にも対応可能です。

ドライアイになりにくい

角膜を削らないため、角膜の神経が傷つかず、手術後にドライアイになりにくい傾向があります。

長期的に視力が安定する

視力の戻り(リバウンド)が少なく、安定した見え方を長く保てるとされています。

将来の白内障手術に
影響しない

眼内レンズと違い、白内障手術の際にレンズを取り除けるため、将来的な治療と両立可能です。

認定医のみが手術を担当

高度な専門知識と技術が求められるため、ICL認定医が執刀します。

ICLのデメリット

自由診療で費用が高い

ICLは保険が適用されないため、全額自己負担となります。 ※医療費控除の対象となります。

レンズの納品に時間がかかることがある

検査後にオーダーメイドでレンズを発注するため、手術までに数週間かかる場合があります。

手術に伴うリスクがある

極めてまれですが、以下のようなリスクが報告されています。

  • 眼内炎(感染症)
  • 眼圧上昇
  • レンズの位置ずれ
  • 白内障の発症など
光のにじみ
(ハロー・グレア)

暗い場所でライトがにじんで見える、まぶしく感じるといった症状が現れることがあります。
多くは時間とともに慣れて気にならなくなります。

老眼には対応していない

加齢により水晶体の調節力が落ちると、近くが見えづらくなる「老眼」にはICL単独では対応できません。

他の視力矯正法との違い

ICL治療とそれ以外の視力矯正法の主な違いは、以下の通りです。

手術法 特徴 欠点
レーシック 広く普及、費用が安い 角膜を削る、ドライアイのリスク、不可逆的
スマイル(SMILE) 小切開、ドライアイが少ない 医療機関が限られる、不可逆的
ICL 角膜を削らず、取り出し可能、ドライアイが起きにくい 費用が高め、自費診療

※表は左右にスクロールして確認することができます。

ご相談はあしば眼科まで

ご相談はあしば眼科まで

大阪市 鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、 認定医によるICL治療を行っています。「レーシックに不安がある」「強度の近視に悩んでいる」「角膜が薄いので他の手術ができない」といったお悩みをお持ちの方に、削らず戻せるICLという選択肢をご提案します。まずは適応検査から始めてみませんか?