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涙道手術について
大阪市 鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、 涙道疾患に対して内視鏡による涙道チューブ挿入術を行っております。涙は、目の表面を潤した後、目頭にある涙点から涙小管・涙嚢・鼻涙管を通って鼻へと流れていきます。この涙の通り道を「涙道」と呼びますが、この流れが何らかの原因で狭くなったり詰まったりすると、常に涙がこぼれる「流涙症(りゅうるいしょう)」や、目やに・腫れなどの症状が現れます。
こんな症状は
ありませんか?
以下の症状は、涙道が狭くなっていたり、完全に詰まってしまっていたりする可能性があります。放置すると感染を起こし、膿が溜まることもあるため、早めの受診をおすすめします。
- 涙が常に出て止まらない
- 涙で視界がぼやける
- 風に当たると涙があふれる
- 目やにが多く、目のまわりがただれる
- まぶたや目頭が赤く腫れる
涙道疾患とは
涙道疾患は、「涙の通り道」が正常に機能しなくなることで起こる病気の総称です。原因は大きく分けて2つあります。
分泌性流涙
目に異物が入ったり、まつ毛が逆さまに生えて角膜を傷つけたりすることで、涙が過剰に分泌される状態です。ドライアイや結膜炎、角膜炎などもこの原因に含まれます。
導涙性流涙(涙道閉塞)
涙の排水路である涙点~鼻涙管にかけてのどこかが詰まり、涙や目やにが排出できずに溜まってしまう状態です。中年以降の女性に多く見られ、明確な原因が分からないことも少なくありません。
その他の原因
- 抗がん剤(例:TS-1)の副作用で涙道粘膜が障害されるケース
- 先天性鼻涙管閉塞(赤ちゃんに多い)
手術による治療法
当院では、涙道疾患の治療法として以下のような手術を行なっています。
涙道チューブ挿入術(涙管チューブ挿入術)
涙点から細い内視鏡(直径0.9mm)を挿入し、涙道内の状態を確認した上で閉塞部を開きます。その後、シリコンチューブを挿入して涙道を広げ、涙の通り道を確保します。
治療対象
- 涙道が狭くなっている
- 軽度の閉塞
- 閉塞期間が短い場合
- など
手術の流れ
- 局所麻酔を施し、10〜15分程度の短時間で完了
- 涙道内視鏡を使って閉塞部を押し広げ、チューブを留置
- チューブは約2ヶ月間留置し、涙道が確保できた段階で抜去
※閉塞が強い場合には再閉塞のリスクがあります。
治療の流れ
涙道疾患の主な治療の流れは以下の通りです。
問診
過去の病歴や現在の症状を詳しく伺い、最適な治療をご提案します。
診察・検査(通水検査)
涙道に生理食塩水を流し、通り具合を確認します。詰まりの程度や部位を把握するために必要な検査です。
治療方針のご説明
検査結果をもとに、医師が治療方針をわかりやすく説明いたします。不安や疑問があればお気軽にご相談ください。
涙道チューブ挿入術
局所麻酔下で手術を行います。チューブは約2ヶ月後に取り外します。
先天性鼻涙管閉塞について
生まれつき涙道が閉塞している赤ちゃんは、10人に1人の割合で見られます。生後2〜3週間を過ぎても鼻涙管が開かず、涙や目やにが頻繁に見られる状態になりますが、多くは生後1年以内に自然に治癒します。ただし、症状が強い場合は、6〜8ヶ月ごろから涙嚢部をマッサージしたり、必要に応じて開放術を行うこともあります。
ご相談は
あしば眼科まで

大阪市鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、涙道疾患に対して、的確な診断と内視鏡による低侵襲な手術を行っています。「いつも涙が止まらない」「視界がぼやけて生活に支障が出ている」といったお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。目の専門医が、あなたの症状に合わせた適切な治療をご提案します。