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多焦点眼内レンズとは
大阪市 鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、 白内障手術において多焦点眼内レンズを選択いただけます。白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、代わりに人工のレンズ（眼内レンズ）を挿入します。眼内レンズには主に「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」の2種類があり、単焦点レンズは遠方または近方のどちらか一方のみに焦点が合います。そのため、術後も眼鏡や老眼鏡が必要な場面があります。一方、多焦点眼内レンズは遠くも近くも見える構造となっており、眼鏡の使用頻度を大幅に減らすことができます。
多焦点眼内レンズの特徴
メガネの必要性が減る
遠近両用、あるいは複数の焦点を持つレンズ構造により、日常生活の多くの場面で裸眼視力を確保できます。
ライフスタイルに合った選択が可能
多焦点レンズにはさまざまなタイプがあり、遠方・中間・近方など、どの距離を重視するかに応じて最適な選択が可能です。
老眼・乱視も改善
レンズの種類によっては、老眼や乱視の矯正も同時に可能です。
多焦点眼内レンズの種類
多焦点眼内レンズには、様々な種類があります。
2焦点レンズ
遠方と近方の2箇所に焦点を合わせるタイプ。中間距離の見え方はやや劣ります。
3焦点レンズ
（PanOptix®）
遠方・中間・近方すべての距離に対応。幅広い距離での自然な見え方が得られます。
構造による違い
レンズの構造による違いを見てみましょう。
回折型レンズ（主流）
同心円状に細かな段差構造があり、瞳孔の大きさに影響されず安定した見え方が得られます。
屈折型レンズ
構造上、夜間のハロー・グレアが出やすく、瞳孔の大きさによっては近方が見えにくい場合もあります。現在は回折型が主流です。
メリットとデメリット
多焦点眼内レンズのメリットとデメリットを以下にまとめました。
メリット
- 眼鏡を使う頻度が少なくなる
- ライフスタイルに合わせた見え方を選べる
- 老眼や乱視も同時に改善可能
デメリット
- コントラスト感度の低下（鮮明さがやや劣る）
- ハロー・グレア現象（光がにじむ、まぶしい）
- 高額な治療費（保険適用外）
- 見え方に慣れるまで時間がかかる
費用について
多焦点眼内レンズは、選定療養または自由診療として提供されています。
選定療養（保険＋自己負担）
厚労省認可のレンズを使用。手術費や検査費は保険適用、レンズ代のみ自己負担となります。
自由診療
最新のレンズも選択可能ですが、手術費・レンズ代ともに全額自己負担となります。自由診療で使用されるレンズはCEマークやFDA承認済みで、海外で広く使用されている信頼性の高い製品です。
| 費用の目安（税込） | |
|---|---|
| 乱視なし | 片目 32万円 |
| 乱視あり | 片目 37万円 |
見え方への慣れについて
手術後、見え方に慣れるまでには個人差があります。
- 早い方で1ヶ月程度
- 時間がかかる方では半年ほど
特に、複数の距離に焦点が合うレンズ構造に脳が順応するまで、
多少の違和感を覚える方もいますが、多くの方が徐々に慣れていきます。
ご相談はあしば眼科まで
大阪市 鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、 多焦点眼内レンズを用いた白内障手術を行っております。ご希望やライフスタイルに合わせた見え方を大切にしながら、医師と多焦点レンズに精通したスタッフが丁寧にカウンセリングを行い、最適なレンズをご提案いたします。「眼鏡をできるだけ使いたくない」「自然な見え方を取り戻したい」という方は、お気軽にご相談ください。
