まぶたが腫れる・
しこりができる

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まぶたが腫れる・
しこりができるときは

まぶたが腫れる・しこりができるときは

大阪市鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、まぶたの腫れやしこりといった症状に対し、丁寧な診察と適切な治療をご提供しています。目元は皮膚が薄くデリケートなため、腫れや赤み、痛みといったトラブルが起こりやすい部位です。中には自然に治るものもありますが、疾患が隠れている場合もあるため注意が必要です。

麦粒腫と霰粒腫

瞼が腫れたり、しこりができる代表的な疾患として、以下の二つが挙げられます。

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

いわゆる「ものもらい」で、まつげの根元や皮脂腺(マイボーム腺など)に細菌が感染し、赤く腫れたり、化膿して痛みを伴います。指で押すと痛く、目やにやかゆみも伴うことがあります。原因は黄色ブドウ球菌が多く、体調不良や免疫低下時に発症しやすくなります。

治療法
薬物療法 細菌感染による炎症を抑えるために抗菌薬を用います。腫れや痛みが強い場合は、内服薬も併用します。
切開排膿 膿がたまって腫れが大きくなっている場合には、局所麻酔下で切開して膿を出す処置が必要です。

霰粒腫(さんりゅうしゅ)

まぶたの内側にあるマイボーム腺が詰まり、油分の分泌が滞ることで炎症物質がたまり、しこりとなって現れる状態です。痛みがないことも多く、自然に治ることもありますが、感染を伴うと痛みや腫れを生じ、治療や手術が必要になることもあります。

治療法
温罨法(おんあんぽう) 自然治癒が期待できるケースでは、まぶたを温めて血行を良くし、マッサージで内容物を排出しやすくします。
抗炎症薬の点眼・軟膏 感染を伴っている場合や、炎症を抑えるために使用します。
摘出手術 しこりが硬くなり吸収されない場合は、局所麻酔で摘出する手術を行います。

その他の原因と
考えられる疾患

瞼が腫れたり、目元にしこりを感じる原因として、麦粒腫と霰粒腫以外に以下の疾患も考えられます。

結膜炎・眼瞼炎

ウイルスや細菌、アレルギーなどによって白目やまぶたが炎症を起こし、充血やかゆみ、目やにと共に腫れが見られることがあります。

治療法
薬物療法 原因に応じた薬剤で炎症を抑えます。細菌性には抗菌薬、アレルギー性には抗アレルギー薬を使用します。
アイシングまたは温罨法 アレルギー反応などで腫れが強い場合は冷やす、霰粒腫が原因の場合は温める、といった対応を行います。

涙嚢炎(るいのうえん)

涙の通り道が詰まって感染が起き、目頭が腫れて痛みや涙の増加、目やにを伴います。進行すると切開が必要なこともあります。

治療法
薬物療法 感染の程度に応じて、全身投与の抗菌薬で炎症を抑えます。
洗浄・切開排膿 膿が溜まっている場合は、切開して排膿した上で涙道を洗浄します。慢性化している場合は手術(涙嚢鼻腔吻合術)が必要となることもあります。

アレルギー反応

化粧品や花粉、食物などのアレルゲンによりまぶたが腫れることがあります。症状が繰り返す場合は原因除去とアレルギー検査が有効です。

治療法
薬物療法 症状が繰り返す場合は、アレルゲンの除去と並行して薬剤で炎症を抑えます。
生活環境の見直し 花粉・ダニ・ハウスダストなどのアレルゲンを避ける工夫が必要です。

眼瞼腫瘍

まぶたにできるできものには、良性と悪性があり、霰粒腫や母斑(ほくろ)に似た腫瘍もあります。悪性の疑いがある場合は病理検査を行い、早期発見・早期治療が重要です。

治療法
経過観察または手術 良性で小さなものは経過を観察しますが、増大傾向があるものや悪性の疑いがある場合は切除し、病理検査を行います。

予防とセルフケア

日頃から以下のことに気をつけることで、疾患から瞳を守ることを心がけましょう。

  • まつ毛の生え際には化粧を避ける
  • コンタクトの装用は控える(症状がある場合)
  • 目元は清潔に保ち、アイメイク用品はこまめに洗浄
  • 湯船に浸かって身体を温める・温タオルでまぶたを温める

Point麦粒腫は痛みを感じる場合に冷やすと症状が和らぎますが、霰粒腫では温めた方が改善しやすいケースもあります。自己判断せず、眼科で適切なアドバイスを受けましょう。

気になる腫れやしこりは早めの診察を

気になる腫れやしこりは早めの診察を

まぶたの腫れやしこりは、単なるものもらいだけでなく、他の病気のサインである可能性もあります。自然に治る場合もありますが、違和感が続いたり、痛みや腫れが悪化するようなら早めに受診しましょう。大阪市鶴見区、イオンモール鶴見緑地3階のあしば眼科では、患者様の目元の不調に丁寧に向き合い、安心・適切な診療をご提供いたします。どうぞお気軽にご相談ください。